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東京でAI介護ロボットの実証実験開始、高齢化対策に期待

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東京でAI介護ロボットの実証実験開始、高齢化対策に期待

2025年3月3日東京 - 日本の高齢化問題に対応するため、東京都在住の高齢者施設でAI搭載の介護ロボット「AIREC」の実証実験が3月3日から始まった。早稲田大学と民間企業が共同開発したこのロボットは、体重150kgのヒューマノイド型で、おむつ交換や床ずれ防止のための姿勢変更を自動で行う機能を備えている。初日の実験では、80代の入居者に対し、ロボットが膝と肩を優しく支えながら横に寝かせる動作を披露。施設スタッフからは「人手不足の中で頼もしい助けになる」との声が上がった。一方、「機械に頼るのは不安」と感じる利用者もおり、人間らしいケアとのバランスが課題とされている。日本は出生率低下と高齢者人口の増加により、介護労働力不足が深刻化している。厚生労働省によると、2024年の出生数は過去最低の72万0988人を記録。AIRECのような技術革新が、今後の介護現場を支える鍵となるか注目される。Tactac FMでは、引き続きこのプロジェクトの進展を追う。(東京発・Tactac FMニュース)